登場人物&物語選択

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りん・M・ハリヤー / 20歳

須磨すま ゆう / 20歳

 壁が約3,000枚もの天然石で覆われているその外観から『うろこの家』と呼ばれ親しまれている、神戸で最初に公開された異人館。  大学のチアリーディング部で熱心に練習をする美結。反省会のあと、知らない外国人にナンパされそうになったところを、同じ大学で金髪美形と評判の高い燐に助けられる。次の日の朝、気がつけば見知らぬ部屋のベッドで寝ている美結……。

れい・レイン / 26歳

あり なな / 17歳

 神戸に居留した外国人のために建てられた異人館。
八角形のオペラシートや優美な曲線を描く螺旋階段など、古典の様々な様式をミックスさせたヴィクトリアン様式の異人館。
 母親の看病のため病院へ通う七海と、毎日フラフラし暇を持て余す零弐。七海が車に轢かれそうになったのを助けたことから急接近する二人だが、零弐の雲を掴むような捕らえどころのない性格に、彼自身の危うさを見出す七海だった……。

はや・トーマス・かざ / 17歳

しゅくがわ   / 17歳

 ネオ・バロック様式を基調とした異人館であり、現存する異人館としては唯一レンガによる外壁を持つ異人館である。
尖塔の風見鶏は北野異人館の象徴でもある。
 気丈な母と姉に育てられたおかげで、モテモテながらも女子にコンプレックスを持つ隼人。ある日、同じ学校に通う芽衣のふとした瞬間に目を奪われる。女子には無関心だった隼人の心に変化が…。数日後、告白を断るシーンを芽衣に目撃された隼人は……。

あきら・K・シャープ / 17歳

あし もえ / 17歳

 アメリカ合衆国総領事ハンター・シャープの邸宅として1903年に建てられた西洋館。
国の指定重要文化財であり、その萌黄色の美しさから「萌黄の館」と称される。
 校外にまでイケメン遊び人として知られる翠。一方、生真面目で校長からも信任厚い生徒会長の萌。二人は幼馴染であり、しかもずっと同じ学校に通う腐れ縁だった。ある日校長に呼び出された萌は、学校の運営にかかわる重大な話を聞かされてしまう……。

・パラスティン / 25歳

づかやま すず / 20歳

 明治末にロシアの貿易商、パラスティン氏の邸宅として建てられた異人館。
神戸市の伝統的建造物28邸中、指定12番を受けている異人館。
 高級食材店でバイトをしていた美鈴。ある日店を訪れた露衣にハーブのことを聞かれ、自分のお気に入りハーブを薦めるも相手にしてもらえず、そのことでバイトをクビになってしまう美鈴。仕方なく新装開店した店に面接に行くが、そこのオーナーはなんと露衣だった……。

いつき・A・ローウェル / 28歳

がわ ぐさ / 25歳

明治35年築。イギリスの貿易商ベン・アリソンが居住していた、最も古い異人館のひとつ。塀・壁・家具等のほか、狩猟家でもあったベンが仕留めた動物の剥製も、当時のまま保存されている。  小さな頃から動物好きだった千種は、ある日ハンターの樹と知り合う。生まれも育ちも考え方も全く違うふたりは、相容れないように思えたけれど……?

げんしゅういん めいりょう / 21歳

西にしなだ なお / 18歳

北野町の西にある、老若男女に親しまれているお寺。異国情緒と歴史の深さが漂う北野町を、いつも温かく見守っている。  浄恋寺の若き住職である明了は、ギャグのセンスはさておき話し上手でご近所さんからの人気者。そんなある日、直という不思議な少女に出会う。翌日、直が明了に突然申し込んできたこととは……。

ジュゼッペ・アボイ / 42歳

かげ さき / 18歳

大正初期に、アボイ氏の私邸として建築された歴史的伝統建造物。
18~19世紀のヨーロピアンアンティークが数多く展示されており、美術館としても楽しめる。
 北野町で絵画教室を開くジュゼッペと、その教室に通う三咲。幼い頃に亡くなった父の影響で絵を描いていた三咲だが、ジュゼッペにその面影を重ねてしまうようになる。「この気持ちの正体は?」「あたしにとって絵を描くことって?」揺れ動く心の行く先は……。

アラディン・ラシード / 20歳

かん  / 21歳

モスクを思わせる、アラビアンな雰囲気の漂う異人館。
最新テクノロジーを駆使したリラックス体験を楽しめるという謳い文句で人気のようだが……。
 ジャーナリストを目指して日々邁進中の紗奈は、親友の亜美に誘われて、最近オープンした『眠りの館』と呼ばれる異人館へ行くことに。
 そこで紗奈たちはどこか普通ではない『アラド』と『ナーゼル』に出会い、『眠りの館』の案内を頼まれる。
 最初は和気あいあいとリラックス体験をしていた4人だが、眠気とともに異変が訪れて……!?

ダレル・C・はなしろ / 37歳

西宮にしのみや はる / 23歳

イギリス人建築家の設計による、英国式庭園を備えたコロニアル様式が美しい歴史的な洋館。
館内はアーツ&クラフツ運動の提唱者でモダンデザインの父と呼ばれるウィリアム・モリスのファブリックで装飾され、格調高いアンティーク家具や調度品が展示されている。
 小さなデザイン会社に勤務していた遥香は、過労で倒れた後輩の三好を見舞いに行った先でハーフだという医者と出会う。その翌日、ふらりと立ち寄った近くのバーで、遥香はカウンターの奥にいたマスターに声をかけようと近づくが、そのマスターにはどこか見覚えが……。

かなめ・H・ハズレット / 22歳

塩屋しおや ひかり / 10歳

北野町から王子動物園に移築された、コロネード(列柱式)ベランダの窓枠のデザインが特徴的な異人館である。現存する神戸の異人館の中では最大の規模の館の1つ。  ひかりが通う絵画教室の授業として、同じく生徒の三咲と講師のジュゼッペともに、写生のため動物園に行く。そこで見たカバに驚いていると、優しそうな飼育員に「絵が上手」、「動物のことが好きなんだね」と声を掛けられる。動物が苦手なひかりは違和感を覚えるも……。

相馬そうま 海里かいり / 22歳

王子おうじ 乃々花ののか / 18歳

明治後期に建てられた、オリエンタルな趣きがあるレトロな外観の館。一時期中国領事館として使われていたことから、館内のインテリアは明朝(1368年~1615年)~清朝(1616年~1911年)に至る中国の貴重な家具、調度品、美術品で統一されている。  小学校の頃の苦い思い出から、男性が苦手な乃々花。ある日友人に誘われ、登山のためのアウトドアショップへ行くことに。そこで『相馬 海里』と書かれた名札を下げた店員に出会う。植物図鑑が大好きな乃々花は、初登山で草花に詳しい海里に興味を示すが……。

優紀ゆうき・ボシー / 25歳

1908年、旧居留地に外国人向けアパートとして建設され、後年北野町の北野通りに面した現在地に移築された。通りに面して左右対称の2棟が中央で連結し、連結部の階段の左右に入口が設けられている。その洋館として一風変わった外観が日本の長屋のようであることから、「洋館長屋」と呼ばれるようになった。  同僚との二次会を断り都会の喧騒を避けるように、夜の街で母の頼まれものを買う莉子。そこでふと、目に入った風変わりな洋館の前で足を止める。時計店を営むその長屋のような洋館を見て、4年前に亡くなった恋人、涼太のことを思い出す。莉子の《時計》は、4年前から止まったままなのだった……。

武志たけし・B・サンセン / 18歳

明治後期、サンセンの自邸として建設された。チューダー様式の塔屋が3棟連結する個性的な外観で、館内はロダン、ブールデル、ベルナール、レンブラントをはじめとする西洋と東洋の彫刻を中心とする美術品が並んでおり、願いが叶うという「サターンの椅子」でも有名。  本屋のバイト先に先輩から、ふとしたきっかけで映画『恋愛サボタージュ』のチケットをもらった杏理。恋愛映画というだけで難色を示していた杏理だが、鑑賞後印象を180度変える杏理。あまりの余韻の強さに、その映画監督に関連した本が気になり図書館で借りようとするが、先に借りている男の子を見つける。「その本、次に私が借りてもいいですか!?」それが彼との最初の会話だった……。

建物は主屋と付属屋からなり、建築主のJ.R.ドレウェル夫人により、1915年(大正4年)に建築されました。その後、1987年に神戸市が購入し、市民からの愛称募集により下見板の美しい直線美から「ラインの館」と命名されました。木造2階建下見板張りオイルペンキ塗りや開放されたベランダなど、明治時代の異人館を思わせる美しい建築様式です。  異人館のある神戸北野町に越してきて3年が経とうとしていた大学生の住吉楓は、お気に入りの喫茶店『カフェ・ド・ミュージアム』に通うのが日課となっていた。美人のマスターと名物の「自家製ワッフル」に惚れ込んでいた楓は、ある日マスターの凛子から花屋のお使いを頼まれる。そこで「花屋」には場違いなリーゼント姿の琉二と出会う。琉二は見かけによらず花のことが詳しく、楓の雰囲気に合う花を選んで彼女に手渡すのであった……。

かおる・ヴォルヒン / 22歳

湊川みなとがわ 椿つばき / 16歳

印象的な青緑の窓や扉が特徴のオランダ館。長い間オランダ王国総領事邸として使用され、その後来日したI.Sヴォルヒン氏が住んでいた館を、1987年1月より『香りの家オランダ館』として一般公開されました。前庭のチューリップや館内に漂う香水の香りは、『香りの家』にふさわしい美しい気品のある異人館となってます。  先の陸上大会の女子100m走で優勝した椿は、友人たちに喫茶店『カフェ・ド・ミュージアム』で祝ってもらっていた矢先、店のマスター凛子からフリーマーケットに誘われる。気が進まないまま参加した椿だが、そこで何とも心地よい香りを漂わせる青年とぶつかってしまう。拾い忘れた落とし物があることに気づいた椿が凛子に相談すると、その青年はフリマの常連で、今度神社であるフリマにも来るんじゃないかと聞く。滅多にない椿の出会いに、友人たちは何やら予感がして……。